あなたにも補聴器が必要かもしれません

難聴と音楽

2016年2月12日

ロック歌手で、作曲家や俳優としても活躍する宇崎竜童さんは、20年ほど前から補聴器を使用している。

 

「補聴器を使うことにしたのは、人の声が聞き取りにくくなり、テレビの生放送で『えっ』と何度も聞き返したり、とんちんかんな答えをしたりして、『これはまずいな』と思ったからです」
両耳とも中等度の難聴。特に高い音が聞きづらい。
普通の会話が可能なぎりぎりのレベルで、補聴器なしでは相手に大声で話してもらう必要がある。
自身は、音楽活動や映画撮影時の「爆音」が影響したと考えている。左耳は、ロックの爆発的な大音量にさらされて、若いころから気づかないうちにじわじわと聴力が低下してきた。右耳は30歳頃、映画の銃殺場面の撮影で、体に仕掛けた火薬が、10発近く爆発した時からだ。「キーン」という耳鳴りが治らない。聴力も低下した。
耳鳴り
現在は、演奏や作曲を行うとき、イヤーモニターというイヤホンのような機器を使っている。演奏音など必要な音をバランスを調整して聞くことができる。かつてはそうした機器はなく、演奏者向けのスピーカーから音を聞いていた。

補聴器は会話用に作られており、音楽を本来の音で聞けない。宇崎さんは「補聴器をつけたまま、音楽活動ができるように進化してほしい」と期待する。

宇崎さんのような大きな音を原因とする難聴について、国際医療福祉大三田病院耳鼻咽喉科准教授の竹腰英樹さんは「音を感じる細胞は、大きな音にさらされても一過性なら回復するが、何度も繰り返しダメージを受けると壊されてしまう。ただ、宇崎さんの場合、騒音性の難聴だけでなく、加齢も影響して難聴が進んだようだ」と指摘する。

宇崎さんのような中等度の難聴なら、医師は補聴器の使用を勧めるが、いやがる患者が多い、高価なことに加え、高齢者の道具というイメージが強いためだ。しかし、聞こえが悪い状態を放置しておくと、聴覚に関わる脳の機能が十分に使われなくなり、かえって難聴が進みやすい。補聴器の種類②

こうした現状を知った宇崎さんは、補聴器の普及に一役買おうと、補聴器に代わる新たな名称「イヤーサポーター」を考案。機会あるごとにPRしている。「耳の機能をサポートしてくれるから『イヤーサポーター』。この方が使いやすいんじゃないかな」

〈以上 2015年11月6日 読売新聞掲載記事より〉


以前から「補聴器」という呼び方を変えたいと考えていましたので
宇崎さんが提唱する「イヤーサポーター」という名称が普及するよう応援したいと思います。

ご心配な方は当店に気楽にご相談下さい

 

 

 

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